マイクロソフトと札幌市、組み込み技術者に最新OSの技術情報を提供

マイクロソフトと札幌市、財団法人さっぽろ産業振興財団は、札幌市の人材育成プログラムとして、組み込み技術者を対象としたセミナーと教育プログラムの提供を行う。

» 2007年07月23日 15時34分 公開
[ITmedia]

 札幌市、財団法人さっぽろ産業振興財団およびマイクロソフトは、札幌市の人材育成プログラムとして組み込み技術者を対象としたセミナーを7月24日に開催する。また、最新の組み込み機器向けOSである Windows Embedded CE 6.0関連の教育プログラムを同日から提供開始する。

 7月24日に開催される「組込み技術者育成・活用セミナー Windows Embedded CEフォーラムin札幌」は、札幌市が高度情報通信人材育成・活用事業の一環として開設した札幌イノベーションセンターの人材育成プログラムとして行われるもの。マイクロソフトや携帯通信事業社などによるWindows Embedded CE関連の講演が行われ、同製品に対する技術や専門的知識を組み込み技術者へ新たに提供する。また、Windows Embedded CE関連製品の展示や、札幌市高度情報通信人材育成・活用事業のWindows Embedded CE技術者育成研修で使われる実習環境の展示なども行われる。

 札幌市をはじめとする上記三者は、2006年10月に組み込みソフトウェア分野での技術者育成について共同で取り組むことに合意、Windows Embedded CE関連の技術トレーニングをベースに、カリキュラム・教材の開発および研修プログラムの実施を共同で行ってきた。札幌市内で講師教育を行い、その教育プログラムを受講した講師が地元のIT企業の技術者に対して教育を行うという、地元完結型のものとなる。

 また本日より提供されるプログラムは、これまでWindows Embedded CE 5.0を教材としていた内容を、2006年11月に出荷となった最新のWindows Embedded CE 6.0をベースに改定したもの。昨年10月に札幌市エレクトロニクスセンターでWindows Embedded CE 5.0に関する教育プログラムが実施され、今年3月にはWindows Embedded CE 6.0に関する講習も実施された。また2007年2月には、自治体主体のIT人材育成事業としては国内初となる技術者向け研修を、札幌市エレクトロニクスセンターにて開催。今年度からは、札幌イノベーションセンターの人材育成プログラムとしてWindows Embedded CE5.0 に加えて、Windows Embedded CE 6.0 の技術者研修も開催する予定という。

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