富士通は7月24日、24時間連続稼動に対応した2.5インチ200GバイトHDDを発売すると発表した。2007年8月末より提供を開始する。
富士通は7月24日、24時間連続稼動に対応した2.5インチ200Gバイトのハードディスクドライブ(HDD)「MHY2 BS」シリーズを開発し、2007年8月末より販売すると発表した。
ATMシステムやPOSシステム、医療機器などの産業機器製品、またエントリーサーバやストレージシステムなどのエンタープライズ製品では、24時間連続稼動や高頻度アクセスへの対応、発熱量の抑制、消費電力の低減といった多様なニーズがあり、こうした要件に対応した高い信頼性を実現するHDDが求められている。
こうした求めに応えた最大容量200Gバイトの2.5インチHDDが、MHY2 BSシリーズとなる。毎分5400回転、シリアルATAインタフェース対応、同一筐体に複数のHDDを搭載した場合に発生する回転振動(ローテーショナルバイブレーション)によるHDDパフォーマンスの低下を最小限に抑える機能を搭載している。
富士通では、24時間連続稼動など過酷な使用環境に対応した2.5インチ ATA HDDとして、現在販売中の毎分7200回転に対応した「MHW2 BK」シリーズと、厳しい温度環境に対応した「MHW2 AC」シリーズ、そして「MHY2 BS」シリーズを加えた全3シリーズのラインアップを用意、産業機器製品やエンタープライズ製品に向けた最適な装置を提案していくという。また、これら全3シリーズはRoHS指令(Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment:電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限指令の略。2003年2月13日付で公布・施行されたEU指令)に準拠している。
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