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» 2007年08月24日 07時00分 公開

サーバ市場で接戦続けるIBMとHP

米Gartnerの調査によると、2007年4〜6月期にサーバの売り上げで首位に立ったのはIBMだったが、出荷台数ベースではHewlett-Packard(HP)が1位になった。

[Scott Ferguson,eWEEK]
eWEEK

 IBMとHPは、サーバ市場の覇権をめぐって相変わらず激しい戦いを演じている。

 サーバ市場に関するGartnerの最近の調査では、2007年4〜6月期にサーバの売り上げで1位になったのはIBMだが、出荷台数でトップに立ったのはHPだった。コネティカット州スタンフォードに本社を置くGartnerは、8月21日にこの調査結果を公表した。

 ニューヨーク州アーモンクを本拠とするIBMの同四半期のサーバ売り上げは38億ドルで、同社のメインフレームシステムのほか「System x」と「System p」の売り上げが伸びた。IBMのサーバで同四半期に売り上げがダウンしたのは「System i」だけだった。Gartnerによると、同期のIBMの市場シェアは約30%で、2006年4〜6月期と比べて6.5%の増加となった。

 今年4〜6月期の全世界のサーバ市場の売り上げ総額は130億ドル弱で、前年同期と比べて5.1%の増加となった。同四半期のサーバの出荷総数は2.7%増の200万台弱だった。

 サーバ出荷台数でトップとなったカリフォルニア州パロアルトに本社を置くHPは同四半期、前年同期比17%増の65万台のシステムを販売した。出荷台数ベースの同社の市場シェアは31.5%となった。

 Gartnerのアナリスト、ジェフリー・ヒューイット氏は報告書の中で、経済問題や企業での仮想化技術の普及拡大にもかかわらず、x86システムが引き続き市場をけん引したと述べている。

 「市場に影響を与えた要因は幾つかあるが、x86サーバは市場拡大に大きく貢献した。容量の増加と新しいアプリケーションに対する強い需要が、仮想化や経済問題といった潜在的な阻害要因にもかかわらず市場拡大をけん引した」とヒューイット氏は報告書で指摘している。

 Gartnerによると、ブレードサーバも同四半期の市場で重要な部分を占め、出荷台数は14%伸びた。この分野ではHPが出荷台数を73%伸ばし、首位に立った。

 RISC/ItaniumベースのUNIXサーバ市場は引き続き縮小傾向にある。同四半期、出荷台数は18%減少し、売り上げは1.5%のマイナスになった、とヒューイット氏は記している。

 今四半期は特にDellが堅調な伸びを示した。テキサス州ラウンドロックに本社を置くDellの同四半期の売り上げは、昨年同期比で19.6%増の約15億ドルだった。同社のサーバ出荷台数は約46万台で、昨年同期と比べて7.3%の増加となった。

 売上高でIBMに次いで2位となったHPの売り上げは、昨年同期比で9.2%増の約37億ドルだった。3位のSun Microsystemsは、昨年同期から7.9%売り上げを伸ばした。4位はDellで、売り上げが5%近くダウンした富士通/Fujitsu Siemensがそれに続いた。

 全世界のサーバの出荷台数でHPとDellに続いたIBMは、売り上げを伸ばしながらも台数では市場シェアを落とした。同社の出荷台数は昨年同期比で6.5%減少した。

 Sunも出荷台数で市場シェアを下げた。2006年4〜6月期と比較すると、Sunのサーバの出荷台数は今年同期に11.4%ダウンした。富士通は4〜6月期に市場シェアを14.4%伸ばし、このカテゴリーで5位に入った。

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