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» 2007年08月28日 16時38分 公開

3Gをバックアップ回線に利用できるUTM新モデル――フォーティネット

フォーティネットジャパンは8月27日、インタフェースを拡張、パフォーマンスを向上した小規模オフィス向けUTM(統合セキュリティ)の新モデルをリリースした。

[堀見誠司,ITmedia]

 フォーティネットジャパンは8月27日、中小企業向けUTM(統合脅威管理)アプライアンスの新機種「FortiGate-60B」(FG-60B)およびその無線LAN対応機種「FortiWifi-60B」を発表、同日より出荷を開始した。小規模オフィスやSOHOを中心に数多く導入されているFortiGate-60の後継に当たる製品で、インタフェースや性能面が改善されている。

画像 FortiGate-60Bの無線LAN対応モデル「FortiWifi-60B」

 FG-60Bは、ファイアウォール、VPN、IPS(不正侵入防御)、アンチウイルス、コンテンツフィルタリングなど複合的な脅威に対抗するセキュリティ機能を統合したUTMアプライアンス。従来機種のFG-60と比較して、主にインタフェースの拡張と性能の向上が図られた。

 性能面では、ファイアウォール/VPNスループットがFG-60の70M/20Mbpsに対し100M/64Mbpsと大幅に改善されたほか、アンチウイルス処理時のスループットも3割近く向上した。またインタフェースについては、LANスイッチポートが従来の4ポートから6ポートに増設され、新たにアナログモデムのインタフェースが標準装備となった。

画像 インタフェースは、LANポート×6(従来は4)になり、モデムポートを新たに追加

 特に目立つのが、フロントパネルに設けられたPCカードスロット。イー・モバイルなどの3Gデータ通信カードを差して使うことを前提としている。用途は「建設・工事現場の事務所、仮店舗のようなインターネット接続環境の導入が難しい一時オフィスのネット接続や、会計事務所、小売業店舗のアクセス回線のバックアップとしての利用が考えられる」(フォーティネットジャパンの菅原継顕マーケティングマネージャ)。ただし現時点では、海外のEV-DO/HSPA/GPRSなどの通信カードには対応するものの、国内の通信カードに関してはドライバが提供されていないため、利用できない。対応時期について、同社は「次のOS(Forti OS)のバージョンアップ時に対応するか、あるいは顧客サポートなどでメンテナンスリリースを待たずに個別対応する可能性はある」(菅原氏)としている。

 なおFortiWifi-60Bは、FG-60BにIEEE 802.11a/b/gの無線LANインタフェースを追加したモデルで、基本仕様はFG-60Bと同じ。

 価格(税抜き)は、FG-60Bが保守料込みで16万6000円から、FortiWifi-60Bが同様に20万7800円から。いずれも、FG-60およびFG-60無線対応モデル(FG-60A)の価格より約1万円高い設定になっている。同社ではFG-60のユーザーに対しても、保守サービス契約が終了する際に特別価格で提供するキャンペーンの実施を計画しているという。

 製品のターゲットとしては「中小企業だけでなく、大企業のリモートオフィスやISP/キャリアのCPE(宅内機器)での導入も狙う」(フォーティネット)。

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