Apple、AirMac Extremeのファームウェアアップデートを公開

IEEE 802.11n対応のAirPort Extreme Base Stationに脆弱性があり、DoS攻撃に利用される可能性もある。

» 2007年09月06日 09時32分 公開
[ITmedia]

 AppleのAirPort Extreme(日本名「AirMac Extreme」)ベースステーションに脆弱性が見つかり、この問題に対処したファームウェアバージョン7.2.1が公開された。

 Appleによると、影響を受けるのはIEEE 802.11n対応のAirPort Extreme Base Station。IPv6プロトコルによるType 0ルーティングヘッダの処理に設計上の問題があり、悪質な目的で作られたIPv6パケットを受信すると、ネットワークの帯域幅が減少することがある。

 セキュリティ企業のSecuniaが9月5日に公開したアドバイザリーでは、この問題でDoS(サービス妨害)を誘発される可能性もあると指摘。危険度評価は5段階で中程度の「Moderately critical」となっている。

 ファームウェアバージョン7.2.1は、ベースステーションに付属するAirMacユーティリティを実行するとインストールされる。なお、Gigabit EthernetバージョンのAirPort Extremeはこの問題の影響を受けないという。

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