NEC、ギガビットに対応するレイヤ2高速暗号化装置を販売

NECとNECマグナスコミュニケーションズは、レイヤ2での回線暗号化を行う装置を販売開始した。AESによるデータ暗号化処理を行いながら1Gbpsの伝送速度を実現している。

» 2007年09月18日 14時30分 公開
[ITmedia]

 NECとNECマグナスコミュニケーションズは、レイヤ2での暗号化処理を行う装置「DATAX COMCIPHER GL2B」の販売を開始した。256ビットAES(Advanced Encryption Standard)による暗号化を行いながら1Gbpsの転送速度を実現したのが特徴。

画像 DATAX COMCIPHER GL2B

 COMCIPHER GL2Bは、レイヤ2でイーサネットフレームを暗号化するための専用装置。レイヤ3のプロトコルに依存せず、IP以外のプロトコルも暗号化できる。対向で設置した場合、最大全二重1Gbpsの転送速度での暗号化処理を実現し、きわめて低遅延のセキュアネットワーク上で音声・動画などのデータを高速通信することができる。

 また、データを暗号化する暗号鍵を定期的に自動更新することが可能。さらに装置を不正に分解しようとすると、暗号鍵や設定情報が自動的に消去されるセキュリティ性の高い仕組みとなっている。

 COMCIPHER GL2Bの価格は577万5000円(税込み)。両社は今後5年間で2000台の出荷を見込む。

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