KCCS、歯車専門メーカーに文書管理ソリューションを導入

KCCSは、文書管理ソリューション「GreenFile X」をオージックに導入したことを発表した。

» 2007年10月04日 19時20分 公開
[ITmedia]

 京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は、文書管理ソリューション「GreenFile X」をオージックに導入したことを発表した。2006年12月にシステム移行を開始し、2007年4月から本稼動した。

 オージックは歯車など各種精密ギアの製造販売を行う専門メーカー。以前からKCCSの図面管理システム「DCaid」を導入し、数万に及ぶ図面やISO関連の文書を管理していた。しかし動作環境、アクセス権限などのセキュリティ、文書管理コストの問題があり、それらを解消するためGreenFile Xにシステム移行したという。

 同製品は、ワープロ文書、画像データ、CAD図面、仕様書といったさまざまな形式のドキュメントをイメージファイルで一元管理できるソフトウェア。Webブラウザで利用するため、特にクライアントOSに依存しない。

「GreenFile X」のシステムイメージ 「GreenFile X」のシステムイメージ(KCCSの資料より)

 オージックはこれまで、1カ月単位で品質管理表をスキャナで読み込み管理していた。同製品の導入によって日々文書を登録できるようになり、管理者の作業負担が削減したという。スキャナ連携オプションを活用することで、文書登録に掛かる時間を削減できるようになったほか、検索キーワードの自動付加機能により検索操作性が向上した。

 セキュリティ面では、ID管理システム「GreenOffice Directory」がベースとなる。データへのアクセス権限は文書単位で設定できるほか、ログ監査機能によりユーザーのログイン情報やアクセス状況を把握し、仮に誤った作業が行われても原因究明できるようになった。

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