この件に関しては小野有紀氏「魅惑のビジネスブログ/SNS」の最近のGREEとmixiの問題についてでも触れられている。
また、林雅之氏「『ビジネス2.0』の視点」のmixiは社会インフラとして成長するのか?それとも衰退する運命なのか?では、mixiのリニューアルに関して焦りがあるのではないかという指摘もある。今後のネットコミュニティーがどのような進化を遂げていくのか、はたまた衰退していくのか、注視する必要があるだろう。
そのような中で、安藤怜氏「安藤怜のロンドン灯」に投稿されたニコニコブックマーク(β)のサービス終了に注目したい。林氏も述べたように、mixiの焦りの一因として、ニコニコ動画の躍進があるが、そのニコニコ動画でも安藤氏が今後に注目していたニコニコブックマークが終了してしまったのだ。
ユーザー視点に立ち、かつ、さまざまな障害をクリアしていくサービスが提供されるようになるまでには、まだまだ時間がかかるようだ。
あらゆるものが値上がりを始めている。ついに、カップラーメンからパン類までも値上げをすると発表された。生活必需品の値上げはキツイ。そうとはいえ筆者などは定価ではなく特売でしか買っていなかったため、値上げの実感はしばらくないかもしれないが。
そして、タクシー運賃の値上げ方針も出てきた。筆者はそれほどタクシーに乗らない方だが、仕事柄よく利用する人にとっては厳しい話だろう。
北添裕己氏「トラパパ@TORAPAPA」に投稿されたタクシーが値上げするらしいですが・・・それならもっと取り組むことがあるんじゃないの?では、なかなか興味深いコメントのやり取りが読める。筆者も、いちばんの問題は規制緩和による必要以上のタクシー数増加のような気がするのだが、どうだろうか。また、この件に関しては大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」のタクシー過多の時代も、ぜひ読んでほしいと思う。
大里真理子氏「マリコ駆ける!」に投稿された私の職業は何ですか?というエントリーは、「なるほど」と思った。そうというのも、筆者自身が困ることが多かったからだ。かなり同じようなことを考える人も多いのではないだろうか? 選択肢の中にそのものズバリがあればよいが、少ない選択肢から選ぶ場合には困ってしまうことが多いのだ。
ただし、投稿のコメント中で触れられているが、「先方の意向に合わせて」答えればよいというのであれば、少しは気が楽になる。つまり、選択肢は先方が決めているものだから、その中でなるべく近いものにすればよいということだ。
職業を聞かれれば、つい厳密に答えねばと身構えてしまう場合があるのだが、そこはもっと気楽に回答してもよい場合があるのだなと感じた。
“パクリ”というのは非常にネガティブな言葉だ。少なくとも、よい意味で使われることはない。これがオマージュとなれば、よい意味になるのだが……。
松尾公也氏「CloseBox and OpenPod」で取り上げられたのは、「ジャングル大帝はライオンキングのパクリ」説だ。ライオンキングが公開された当時に、ジャングル大帝をディズニーがパクったな、とはと思ったものだが、このエントリーでは逆になっている。どういうことかと思ったら次の通りだ。
iTunes Store USで「ジャングル大帝」の英語版が公開されたところ、そこに書かれたレビューでライオンキングのパクリではといったものが多く、そもそもジャングル大帝のほうがオリジナルであるというレビューは1つしかなかったというのだ。
そういえば、「古畑任三郎」が爆発的人気になった時、「刑事コロンボ」を見た若い人の中に「古畑のパクリ」とか指摘する人がいたのを思い出した。どちらが先に接した作品かにより、意味合いが変わってしまうのだ。
松尾氏は続いて、その後の「ジャングル大帝はライオンキングのパクリ」説を投稿したが、そこにはまともなレビューが追加されてきたことを報告している。それにしても、ディズニーの影響力の大きさを感じる出来事だ。
最後に、気になったエントリーを幾つか。
加藤恭子氏「きょこ コーリング」のブログは一体どんなイメージを与えるのだろうか?は、筆者もよく思うことだ。読者として、ブロガーのイメージを勝手に作ってしまうこともあるし、逆に自分はどのようにイメージされているのかと思うと怖くなってしまう。
辻俊彦氏「キャピタリストの視点」に投稿された書店はショールームか、セレクトショップか。は、セレクトショップであるべきという辻氏の意見に賛成だ。
高橋徹氏「代替案のある生活」のハウスダスト・アレルギーな私は、煙草の煙も実はつらいには、同じ悩みを抱える者として共感を覚えたものだ。
以上が、10月4日から10日にかけてオルタナティブ・ブログに投稿された180を越えるエントリーの中から、筆者が気になったキーワードから幾つかピックアップしたものである。
しかし、例によって大多数のエントリーは取り上げることすらできなかった。本記事を読んで、少しでも興味を持たれたものがあったならば、ぜひオルタナティブ・ブログの他のエントリーにも目を通してもらいたいと思う。
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