FOSSのSEOツールを使ってページランキングをアップするLeverage OSS(1/4 ページ)

SEOの技術は、自らのWebサイトを検索結果の最上位にランクさせるのに役立つ。ここでは、FOSSのSEOツールを用いてどういった流れでSEOを進めればよいのかを紹介する。

» 2007年10月19日 13時34分 公開
[Chen-Nan-Yang,Open Tech Press]
SourceForge.JP Magazine

 理論上では、検索エンジンはベストのWebサイトを残らず見つけ出し、検索結果の最上位にランクするはずである。あいにく、人工知能とヒトの知能には違いがあるため、常にそうなるわけではない。Webサイトの作成者は検索エンジン最適化(SEO:Search Engine Optimization)を行うことで、このランクを変えることができる。この技術は両刃の剣であり、誰が使うかで有益にも有害にもなりうる。フリーまたはオープンソースのソフトウェア(FOSS)SEOツールを利用して、自らのサイトのランキングを改善できる。

キーワードを最適化する

 別のキーワードの組み合わせを使うことは、サイトを検索エンジン向けに最適化する上で有効だ。例えば、化学繊維(chemical fiber)について書かれたサイトを最適化するには、“chemical”の代わりに“man-made”、“fiber”の代わりに“fibre”を使う。適切なキーワードを探すには、Ontology Finder(英文)やSynonym Dictionary(英文)などの類義語リストが役に立つ。

 選んだキーワードはあらゆる組み合わせで記載する必要がある。Free Keyword Phrase List Generatorのようなツールが役に立つだろう。例えば、このツールによって“chemical fiber”、“man-made fiber”、“chemical fibre”、“man-made fibre”などのフレーズが生成される。このユーティリティが動作する仕組みを知りたい場合や、動作を変更したい場合は、このツールのソースコードをダウンロードしたり、コードを変更できる。

 キーワードの組み合わせを評価するには、SEO Book Keyword Suggestion Toolを使う。このツールでは、各キーワードフレーズがGoogle、Yahoo!、MSNで検索された回数が表示される。例えば、“man-made fiber”の月間検索頻度が487回で、“chemical fiber”は130回、“man-made fibre”は123回、などと表示される。Yahoo!のKeyword Selector Toolを使うと、類似のキーワードがさらに見つかることがある(SEO Book Keyword Suggestion Toolにはこのツールも組み込まれている)。より効果的なキーワードが見つかれば、キーワードフレーズを改訂できる。

 SEO Book Keyword Suggestion Toolからは、Yahoo! Suggest、Wordtracker、Google Traffic Estimatorなどもリンクされている。リンク先のツールを利用して、キーワードをさらに分析することが可能だ。

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