ネットカフェからも安全接続――シマンテック、エンドポイントセキュリティ製品

シマンテックは、企業が管理できないエンドポイントのアクセスに対しデータ漏えいを防ぐ「Symantec On-Demand Protection for Web Applications 3.0」を発売した。

» 2007年10月25日 19時57分 公開
[ITmedia]

 シマンテックは10月25日、企業が管理できないエンドポイントからWebアプリケーションへのアクセスに対し、安全な環境を作る製品「Symantec On-Demand Protection for Web Applications 3.0」を発売した。

 同製品は、エンドポイントのデスクトップをコピーし、そのPC内にセキュリティ保護されたバーチャルデスクトップを作る。On-Demand Protectionのエージェントがハードディスクに書き込まれるキャッシュファイルや一時ファイルなどのデータを暗号化し、セッション終了時にファイルを削除することで、データ漏えいを防ぐもの。ユーザーは自宅PCやネットカフェといった企業が管理できないコンピュータから、Webアプリケーションにアクセスできるようになる。

 さらに、非管理のエンドポイントに適切な保護が施されているか、セキュリティソフトがインストールされているか、ウイルス対策やスパイウェア対策、ファイアウォール、サービスパックソフトウェアが最新の状態でインストールされているかを確認することも可能。キーロガーや画面上のキーボードで入力した情報を盗み取るスクリーンスクレーパーなどのマルウェアを検知するエンジンも備えている。

 製品は代理店を通じて販売される。

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