“話題”や“感性”で企業内検索――「なずき サーチ」共同開発

NTTデータとFast Search & Transfer、ファスト サーチ&トランスファは、定量化した“話題”や“評判”などの指標から企業内の情報を検索する製品を共同開発する。

» 2007年10月25日 18時59分 公開
[ITmedia]

 NTTデータとノルウェーFast Search & Transfer、その日本法人であるファスト サーチ&トランスファの3社は、企業内検索の分野で協業し、NTTデータの日本語処理エンジン「なずき」とFASTの技術を統合した製品「なずき サーチ」を共同開発すると発表した。

 なずきは、「好評」「不評」といった評価や、「質問」「要望」「満足」といった感情や意図を最大81種類に細分化できる解析エンジン。ユーザーの感性や商品などへの評価を人間により近いレベルで抽出する。ターゲティング広告やブログマーケティング製品などで活用されている。

 「なずき サーチ」は、キーワードおよび企業内の検索対象になずきの日本語解析処理を行うことで、キーワードと検索対象が持つ意味や志向などの要素から独自指標「意味強度」を算出し、ユーザーにとって重要な情報を検索結果の上位に位置付けることができるもの。

 検索対象となるキーワードから、「話題」や「感性」といった意味情報を自動的にカテゴリー分けする機能を持つ。これにより、ユーザーは検索キーワードを入力せずに、各カテゴリーをクリックしていくと、検索結果にたどり着ける。Fastの絞り込み検索に感性や話題情報が追加されるイメージだ。

 また、コールセンターやアンケート、ブログの口コミ情報などを基に、どの製品やサービスに評判があるかを定量化し、Fastのエンタープライズサーチプラットフォーム「FAST ESP」の検索対象に組み込むことで、マーケティング分析ができる製品を開発するという。

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