日立は、仮想化機能を搭載するディスクアレイサブシステムの機能強化製品を発売。ストレージ利用効率や容量の拡張性を高める。
日立製作所は、仮想化機能を搭載する大規模環境向けディスクアレイサブシステム「Hitachi Universal Storage Platform V(HUSP V)」と、エントリーモデルの「同 VM(HUSP VM)」の機能を強化した新製品を、11月7日に発売する。
機能強化版では、ボリューム容量の仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning」での設定値を適用できる範囲を拡大し、HUSP VおよびHUSP VMだけなく、両製品に接続された外部ストレージにも適用できるようにした。また、750GバイトのHDD(SATA)を新たにサポートした。これにより、サブシステム単体での容量がHUSP Vでは最大850テラバイト、HUSP VMでは最大177テラバイトに拡大した。
同社によれば、機能強化版によってシステム内の未使用ディスク容量の有効活用や、運用の統合を容易に行えるほか、データ保管コストを低減できるとしている。
価格と製品概要、出荷日は次の通り。
名称 | 概要 | 価格(税込み) | 出荷時期 |
---|---|---|---|
Hitachi Universal Storage Platform V | ファイバチャネル8ポート、サブシステム物理容量約357Gバイト〜 | 1億1052万3000円〜 | 12月3日 |
Hitachi Universal Storage Platform VM | ファイバチャネル8ポート、サブシステム物理容量約357Gバイト〜 | 4887万9600円〜 | 年12月3日 |
Hitachi Dynamic Provisioning software | ボリューム容量仮想化機能 | 220万5000円〜 | 12月3日 |
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