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» 2007年11月14日 12時30分 公開

Oracle OpenWorld 2007 San Francisco Report:ライバルの追随を許さない技術革新で未来を予見するIntel (1/2)

米国時間11月13日、「Oracle OpenWorld San Francisco 2007」は2日目を迎え、やはりこの地で45nmのプロセス技術で製造されるPenrynプロセッサを発表したばかりのIntelが午前のスポンサー基調講演に登場した。

[谷川耕一,ITmedia]

 「Intelの行っていることは本当に革新的だ。われわれが現在、そして将来に向けて行っていくことについて紹介してもらいましょう」── Oracleの社長兼最高財務責任者、サフラ・キャッツ氏、Intelのポール・オッテリーニ社長兼CEOをステージに招き上げた。

前日には同じサンフランシスコで新プロセッサを発表するなど、大忙しのオッテリーニCEO

 米国時間11月13日、カリフォルニア州サンフランシスコで開催されている「Oracle OpenWorld San Francisco 2007」は2日目を迎え、前日、やはりこの地で45ナノメートル(nm)のプロセス技術で製造される「Penryn」プロセッサを発表したばかりのオッテリーニ氏が午前のスポンサー基調講演に登場した。

 オッテリーニ氏は、近代建築の巨匠であり、未完の建築家ともいわれる米国の著名な建築家、フランク・ロイド・ライト氏を引き合いに出し、建築とマイクロプロセッサの設計に共通点があるという話から講演を始めた。

 「建築家は、未来を見通す予言者であるべきだと思う。マイクロプロセッサの設計も同じように未来を見据えていなければならない。Intelも、10年後の世界を予見し、研究開発を行っている」とオッテリーニ氏。

 マイクロプロセッサの開発では、ムーアの法則もあり、4年ごとのサイクルで革命的なデザインを提供し続けなければならないという。12日に発表したばかりの45nmプロセスのPenrynで採用されている、トランジスタにハフニウム(Hafnium)ベースの酸化膜を採用する画期的な設計も、そのひとつだという。また例えば、市場には消費電力を10分の1に削減したいという高い要求があるが、これを解決するためにもやはり技術革新がなければなし得ないはずだ。

新CPUはワット当たりの性能が67%も向上

 45nmのプロセッサは、技術的にはライバルらの2年先を行くと自負するオッテリーニ氏。ステージでは前バージョンの65nmのXeon5300を搭載したサーバのグリッドシステムと45nmのXeon5400のそれを実際に稼働させ、性能の違いもデモした。CPUに100%の負荷を掛けた状態で比較し、パフォーマンスが44%向上するだけでなく、15%の消費電力削減も実現する。ワット当たりの性能に直せば、実に67%もの改善だ。

 未来を予見する際には、自らの判断だけではなく、Oracleのようなパートナー企業との密接な情報共有が必要になるとオッテリーニ氏は指摘する。

 「OracleとIntelには、20年にわたる協業の歴史がある。Oracleからは、シリコンの技術にどんなものを期待するかというアドバイスを常にもらっている」(オッテリーニ氏)

 もちろん、OracleもIntelのユーザーとして、多くを依存している関係だ。Oracleでカスタマーサービスを統括するユルゲン・ロトラー執行副社長がゲストとして登場し、テキサス州オースチンのデータセンターなどでIntelプロセッサを用いた大規模なグリッド環境を構築していることが紹介された。

オッテリーニ氏はOracleでカスタマーサービスを統括するロトラー執行副社長(左)をステージに招き上げた
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