3年半の時を経て、ついにMac版Officeがリリースされる。マイクロソフトは最新版「Microsoft Office 2008 for Mac」シリーズを2008年1月16日に日米で同時発売する。
マイクロソフトは12月5日、Mac版のビジネスソフトウェア「Microsoft Office 2008 for Mac」シリーズを2008年1月16日に発売することを明らかにした。前バージョンから約3年半ぶりの販売となる。
最新版の特徴について、同社の執行役兼ホーム&エンターテイメント事業本部リテールビジネス事業部長である五十嵐章氏は「Universal アプリケーション」「互換性」「ユーザーインタフェース」を挙げた。
Universal アプリケーションとは、PowerPCあるいはIntelプロセッサを搭載するMacの両環境で起動するアプリケーションを指す。
互換性については、Windows版「2007 Office system」で採用されているファイル形式「Office Open XML」をサポートするほか、Windows Vistaから搭載された日本語フォント「メイリオ」を使用できる。
ユーザーインタフェースも改善された。ビジュアル効果の高いレイアウトや表、ワードアートなどをまとめた「エレメンツギャラリー」が追加されたほか、iPhotoの写真ライブラリに直接アクセスできるようになった。iPodやApple RemoteなどAppleのテクノロジーへの対応も進められた。
Windowsとの共通技術では、最新のグラフィックエンジン「Office Art 2.0」や「SmartArt グラフィック」を搭載する。SmartArtは、テキストを視覚化し効果的に表現するツール。例えば、個条書きをクリック操作だけで下図のように変換できる。
製品構成は以下の通り。Office 2008 for MacおよびSpecial Media Editionには、ファイルの自動変換などが可能なAutomatorツールが含まれている。
製品名 | パッケージ種類 | 参考価格(税別) | アプリケーション |
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Microsoft Office 2008 for Mac | 通常版 | 4万9800円 | Word 2008/Excel 2008/PowerPoint 2008/Entourage 2008/Microsoft Messenger for Mac |
Microsoft Office 2008 for Mac Special Media Edition | 通常版 | 5万2800円 | Word 2008/Excel 2008/PowerPoint 2008/Entourage 2008/Microsoft Messenger for Mac/Microsoft Expression Media |
Microsoft Office 2008 for Mac ファミリー&アカデミック | 通常版(3ライセンス) | 2万2800円 | Word 2008/Excel 2008/PowerPoint 2008/Entourage 2008/Microsoft Messenger for Mac |
アップグレード版の価格は、Office 2008 for Macが2万8000円、Special Media Editionは3万2800円。
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