Speeeは、モバイルサイトのSEO対策として効果が疑問視されている外部リンクの効果検証を開始する。
モバイルサイトコンサルティングのSpeeeは12月7日、モバイルサイトのSEO(サーチエンジン最適化)対策における外部リンクの効果検証を行うと発表した。検証結果をコンサルティングサービスにも反映させるという。
外部リンクは、GoogleやYahoo!などの検索結果に自サイトを上位表示させるためのSEO対策の1つ。検索サービス会社は、Webサイトの情報を収集する「クローラー」が集めた情報を検索結果に反映させており、外部リンクはクローラーが収集対象とする情報の1つ。外部リンクでは、自サイトとリンク先サイトとの内容の整合性などが重要視されるといわれており、Webサイト運営者が工夫するポイントになっている。
一方、携帯電話会社が審査したモバイルサイト(公式サイト)は、携帯電話会社が公式サイトのアクセス方法に一定のルールを課しているといわれ、クローラーが外部リンクの状況をチェックできないとされている。このため、モバイルサイトのSEO対策では外部リンクが重視されていなかった。
近年は、GoogleやYahoo!が一般のモバイルサイト(非公式サイト)を対象とした検索サービスの拡充に注力しており、Speeeでは一般のモバイルサイトを対象に外部リンクのSEO対策効果を検証する。
同社は、検証に参加するモバイルサイト運営企業を募集中(先着順5社まで)。検証では、独自開発した外部リンク検証ツールを用いてGoogleやYahoo!の一般サイト検索で結果の上位に表示されるサイトの外部リンク状況と、参加企業サイトの外部リンク状況を比較する。上位表示されるサイトの特性を抽出し、具体的なSEO対策の方法を探っていくという。
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