ベッカー氏に続いてデルの重要なパートナー各社のトップが相次いで登壇した。
マイクロソフト代表執行役社長、ダレン・ヒューストン氏は、デルとの協業によってオープンでスタンダード、そしてシンプル化されたITが提供されていると話す。
「デルのITのシンプル化というビジョンは、マイクロソフトの“People-Ready Business”というビジョンと非常に似ています。今のビジネスの環境では、ITのシンプル化が必要であり、マイクロソフトはそのためのソフトウェアを提供しています」(ヒューストン氏)
次に、インテル代表取締役共同社長、吉田和正氏が登場。
「デルのエンタープライズ戦略であるITのシンプル化というのは、インテルも非常に重視しています。インテルは、常に新しいアーキテクチャ、テクノロジーを利用するためのプラットフォームをいち早く市場に投入し、高いパフォーマンスと運用管理、消費電力の効率化を両立させ、仮想化技術を組み合わせ柔軟なプラットフォームを提供することで、今後もシンプルなITを実現する最高のソリューションを提供していきたいと考えています」(吉田氏)
さらに、デルとストレージ分野で協業するEMCジャパン代表取締役社長、諸星俊男氏が講演した。
「EMCは今、デルと同じようにソリューションの提供へとシフトしています。元々は、ストレージの専業ベンダーでしたが、そこからストレージと情報の管理へと移り、現在は情報インフラストラクチャの総合ベンダーへと変身を遂げました。そのEMCでは、Information Lifecycle Management(ILM)というコンセプトを提唱していますが、ILMはまさに、デルが提唱するITのシンプル化と同じことを目指すものだと考えています」(諸星氏)
最後に、メリット社長が再び登壇、次のように話して基調講演を締めくくった。
「デルのキーパートナーであるマイクロソフト、インテル、EMCとの間では、企業の生産性を改善し、ITをシンプル化することでリスクを低減するというベクトルが一致しているということを理解していただけたと思います」(メリット氏)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.