Linuxはスワップパーティーションだけでなくスワップファイルもサポートしており、その作成、準備、マウントはスワップパーティーションと同様の形で行える。スワップファイルの利点は、スワップ空間を追加するために空のパーティーションを探したり、ハードディスクのパーティーションを切り直したりする必要がないことだ。
スワップファイルを作成するには、ddコマンドを使って空のファイルを作成する。例えば、サイズを1Gバイトにする場合は次のように入力する。
dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=1024 count=1048576
「/swapfile」はスワップファイル名、1048576という値はファイルサイズ(1Gバイト)をキロバイト単位で指定したものだ。
スワップファイルの準備にはパーティーションのときと同じmkswapコマンドを使用するが、今回は次のようにスワップファイル名を指定する。
mkswap /swapfile
そして、パーティーションの場合と同様、「swapon /swapfile」というコマンドを使ってマウントを行う。
なお、スワップファイルの場合、「/etc/fstab」ファイルのエントリは次のように記述する。
/swapfile none swap sw 0 0
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