Linuxのスワップ処理を最適化するためのヒントLinux Hacks(3/4 ページ)

» 2007年12月10日 05時20分 公開
[Gary-Sims,Open Tech Press]
SourceForge.JP Magazine

スワップファイル

 Linuxはスワップパーティーションだけでなくスワップファイルもサポートしており、その作成、準備、マウントはスワップパーティーションと同様の形で行える。スワップファイルの利点は、スワップ空間を追加するために空のパーティーションを探したり、ハードディスクのパーティーションを切り直したりする必要がないことだ。

 スワップファイルを作成するには、ddコマンドを使って空のファイルを作成する。例えば、サイズを1Gバイトにする場合は次のように入力する。

dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=1024 count=1048576


 「/swapfile」はスワップファイル名、1048576という値はファイルサイズ(1Gバイト)をキロバイト単位で指定したものだ。

 スワップファイルの準備にはパーティーションのときと同じmkswapコマンドを使用するが、今回は次のようにスワップファイル名を指定する。

mkswap /swapfile


 そして、パーティーションの場合と同様、「swapon /swapfile」というコマンドを使ってマウントを行う。

 なお、スワップファイルの場合、「/etc/fstab」ファイルのエントリは次のように記述する。

/swapfile       none    swap    sw      0       0


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