パッチ情報公開の「不手際」でSkypeが謝罪

Skypeは11月に脆弱性を修正したが、「意図しないコミュニケーション上の不手際」があった。

» 2007年12月11日 08時19分 公開
[ITmedia]

 IP電話ソフトSkypeに脆弱性が見つかった問題をめぐり、Skypeは12月10日付のブログで、パッチを公開した時点でユーザーに情報を公開しなかった不手際を認め、謝罪した。

 Skypeによると、セキュリティ企業TippingPointのZero Day Initiativeから11月初旬に連絡があり、ユーザーが悪質なWebサイトを閲覧するとリモートで任意のコードを実行される脆弱性があることを知らされた。

 脆弱性はSkypeのskype4com URIハンドラコンポーネントに存在し、悪用されるとWindowsアカウントのユーザー権限で任意のコードを実行される恐れがある。

 Skypeは、Windows版のSkype 3.6でこの対処に対処した。11月15日の時点でアップデート/インストールされたWindows版Skypeは、すべて問題が修正されているという。

 しかし、この段階で「意図しないコミュニケーション上の不手際」があり、情報を一般に公開しなかった。Skypeは「今となっては謝罪するしかない」とブログで遺憾を表明している。

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