IE 8のβ版は2008年前半にリリース

IE 8はWeb標準の準拠テストAcid2に合格した。

» 2007年12月20日 11時51分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは次期版ブラウザ「Internet Explorer(IE)8」のβ版を2008年前半にリリースする。同社IEチームが公式ブログで明らかにした。

 また同チームは、IE 8がAcid2テストに合格したことも発表した。Acid2は、ブラウザがHTMLやCSSなどのWeb標準に準拠しているかどうかを測るためにWeb Standards Projectが作成したテスト。このテストに合格したブラウザには、テスト用のスマイリーマークが正確に表示される。

Acid2テストのスマイリーマーク

 実際に機能するIE 8のコードでテストした結果、製品版でもAcid2テストに通るとの確信を得たために公式ブログでの発表に踏み切ったという。

 IEチームは、IE 8の目標は、既存のWebを壊すことなく適切な標準を優れた実装でサポートすることだとしている。また第2の目標として、IE 7で起きた問題を避けることを挙げている。IE 7ではCSSの改良で一部標準への準拠を強化したものの、それにより一部Webサイトの表示に問題が出た。IE 8ではIE 6および7に対応したWebページが機能するよう、標準サポートと後方互換性を改善しなければならないとしている。

 Microsoftは3月に開催されるMIX08イベントでIE 8の情報をさらに公開し、その後、開発者向け以外のIE 8の機能などについても公式ブログで詳しく明らかにするという。

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