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» 2008年02月13日 00時00分 公開

新人社員の声を聞け:1000万ユーザーからの反響がやりがい――ミクシィ (3/4)

[藤村能光,ITmedia]

――1000万人を超えるユーザーに直接影響を与える仕事に対してプレッシャーを感じたことは?

天谷 HTMLのソースコードを1行変えるのにPCと1時間にらめっこしたこともあります。1つの変更がユーザーに影響を与えると思うと怖くて……。

前坂 逆にやりがいを感じましたね。それだけの人に影響を与えるということが怖くもあり楽しくもある。「やってやるぞ!」という気持ちでした。

天谷 mixiでは機能を変更するとすぐさまユーザーが日記などに感想を書いてくれます。すぐに反響が返ってくるので、自分の仕事がユーザーの生活の一部を変えたような実感を持ちました。

木村 確かに、ユーザーにとても近いところで仕事ができるのは貴重な経験です。

image 新機能をリリースするとわずか数時間でmixiの日記や外部のブログなどにフィードバックが書き込まれる。参考にすることもあるが、あらゆるユーザーが求める最大公約数のサービスに結び付けるかをまず考えるという

一生を終えるまで使ってもらえるサービスを

――将来やりたい仕事は見えてきましたか?

前坂 mixiで開発したプロダクトや学んだことをオープンソースで公開し、よりよい開発につなげたいです。

木村 人のコミュニケーションは常に進化しています。新しいコミュニケーションの基盤を作りたいです。

坂入 一定期間だけでなく、(mixiに参加できる)18歳から一生を終えるまで使ってもらえるようなサービスを作りたいです。老若男女を問わず利用できるコミュニケーションツールが必要だと感じています。

天谷 肩書きや趣味といった言語的なものを超えて見ず知らずの人とつながりを持てるサービスを作りたいです。例えば、本を同じ所まで読んでいる人同士でつながったり、自分の予定まであと1時間の人が集まれるようなサービスを作りたいですね。

時間銀行で自分の時間を投資

――将来ITを使って社会がどのように変わっていくか、あるいはどう変えていきたいか教えてください。

坂入 生活情報の履歴をデータベースに蓄積して有効活用する「ライフログ」が一般的に広がるのではないでしょうか。音楽に対する個人の嗜好をWeb上で共有してコミュニケーションを図れるmixiミュージックが最たる例です。ライフログの蓄積が進むと、ユーザーはリコメンドエンジンを通して必要な情報を受動的に得ることができるようになり、検索の重要性は相対的に低くなると思います。携帯電話がハブとなって、ライフログの蓄積が進むと見ています。

前坂 DRM(デジタル著作権管理)フリーが進み、Webを介したコンテンツ提供が当たり前になると思います。物理的なストレージメディアにとらわれず、あらゆるサービスをWeb経由で利用できるようになるのはないでしょうか。

木村 情報量が膨大になるにつれ、検索で探し出せない情報も増え、情報の価値がなくなります。この問題を打開する技術が生まれると考えています。

天谷 自分の時間を他人に投資する「時間銀行」のような概念が出てくるのではないでしょうか。世界的な時差を利用することで1つの仕事をグローバル規模で進めるようになる。時間の有効活用が進むと思います。

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