RealPlayerにActiveX関連のゼロデイ脆弱性

RealPlayerに深刻な脆弱性が見つかり、エクスプロイトも公開されたが、まだパッチは未公開。

» 2008年03月12日 07時59分 公開
[ITmedia]

 メディア再生ソフトのRealPlayerにActiveXコントロール関連の脆弱性が見つかった。パッチはまだ公開されていない。

 US-CERTが3月11日に公開したセキュリティ情報によると、RealPlayerではInternet Explorer(IE)と統合できるようにするために複数のActiveXコントロールを提供しているが、「rmoc3260.dll」のActiveXコントロールに「Console」プロパティなどの不適切な処理に起因する脆弱性がある。

 攻撃者は細工を施したHTMLをユーザーに閲覧させることにより、この問題を突いてリモートで任意のコードを実行することが可能になる。

 セキュリティ企業Secuniaによれば、脆弱性はRealPlayer 11.0.1(ビルド6.0.14.794)で確認され、ほかのバージョンも影響を受ける可能性がある。現時点で脆弱性修正パッチは未公開。

 SANS Internet Storm Centerによると、この問題を突いたエクスプロイトもセキュリティメーリングリストで公開された。US-CERTでは、IEでRealPlayer ActiveXコントロールを無効にする回避策を紹介している。

関連キーワード

RealPlayer | 脆弱性 | ActiveX | エクスプロイト


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ