NEC、仮想PC型シンクライアントシステムを強化

NECは、仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」の製品ラインアップを強化し、新たに展開を開始した。

» 2008年04月07日 17時40分 公開
[ITmedia]

 NECは4月7日、仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」の製品展開を強化すると発表した。小規模環境に対応した新サーバや小型のクライアント端末を投入するなど、製品ラインアップを拡充する。

 新製品では、小規模ユーザー環境に対応する「Express5800/120Rj-2 VPCC仮想PCサーバ」を発売する。最小10ユーザーからの利用に適し、低価格サーバと仮想PCのサーバ用ソフトウェア「VirtualPCCenter2.0Lite仮想PCサーバ」をセットにして提供する。最大50ユーザー環境に拡張できる。価格は150万円となる。

 また、クライアント端末では手のひらサイズのデスクトップモデル「US110E」と「US300」を発売する。US110Eは、仮想PC型・画面転送型に対応し、価格は3万6000円。US300はデュアルディスプレイに対応する。価格は6万2000円となる。既存のPCをシンクライアント端末化するソフトウェア「SigmaSystemCenterソフトウェア シンターミナル 2.1」も発売する。価格はUSB版が1万9800円から、CD-ROM版が1万5000円から。

 システム全体では、管理サーバの運用管理機能を強化した。平日の就業時間帯と夜間・休日などの利用状況や作業負荷に応じて、自動的に仮想PCサーバの稼働台数の増減やシステム全体の消費電力を調整できるようにした。この結果、端末200台で運用する場合に従来システムに比べて年間消費電力量を最大62%低減できるという。

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