SecureWorksのランキングによると、ボットネットの首位は「Srizbi」。Krakenの別名で騒がれている「Bobax」は2位だった。
セキュリティ企業のSecureWorksは、ユーザーのマシンを制御してネットワークを構築し、大量の迷惑メールを送信しているボットネットのランキングを発表した。現在稼働中の主要ボットネットをすべて合わせると、1日当たり1000億通の迷惑メールを送信できる容量があるという。
SecureWorksは主要ボットネットについて、制御しているマシンの数と、スパム送信容量を比較した。その結果、首位に立ったのは「Srizbi」というボットネットで、制御しているマシンの数は推定31万5000台、送信可能な迷惑メールは1日当たり600億通だった。
2位の「Bobax」はKrakenという別名でここ数日騒がれているボットネット。制御マシン18万5000台、送信可能な迷惑メールは90億通。SecureWorksによれば、このボットの関連マルウェアはかなり以前から出回っており、Oderoor、Cotmonger、Hacktool.Spammerなどさまざまな別名で呼ばれている。
次々に新しい手口を繰り出しているStormは衰退傾向にあり、制御マシン数8万5000台(うち迷惑メールを送信しているのは3万5000台のみ)、送信可能メール3億通で、ランキングでは5位にとどまった。
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