IDC Japanは、国内ルーター市場の2007年の分析結果と2008年〜2012年の市場規模の予測を発表した。
IDC Japanは4月14日、国内ルーター市場の2007年の分析結果と2008年〜2012年の市場規模の予測を発表した。2007年の国内ルーター市場は、エンドユーザー売上額1245億円、出荷台数は314万台となった。
ルーターの出荷台数は、前年を上回る成長を続けており、2007年は前年比成長率5.6%増となった。売上額では2006年に引き続き前年を下回った。エンドユーザー売上額の前年比成長率は、マイナス10.8%となった。
通信事業者のバックボーン強化などコアルーターの需要は比較的堅調であったものの、新サービス投入やサービスエリアの急速な拡大などによってエッジルーターの需要が鈍くなり、通信事業者向けルーター市場全体が低調に推移したことが、市場規模縮小の背景として挙げられるという。
ベンダーシェアの変動も、2007年は比較的少なかった。ハイエンドルーターからローエンドルーターまでは、シスコシステムズの売上額がトップだった。SOHOルーターではヤマハが首位だった。
国内ルーター市場の2007年〜2012年の年間平均成長率は、出荷台数で3.4%、売上額で5.2%とIDCは予測している。
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