キヤノンソフト、ワークフロー構築ソフトの新版を発売

経費精算などの各種申請プロセスについて、より詳細なワークフローを構築できるようになった。

» 2008年04月22日 19時39分 公開
[ITmedia]

 キヤノンソフトウェアは4月21日、データ連携機能を強化したワークフローシステム構築ソフトの新版を4月25日より提供すると発表した。

 提供するのは「Web Plant(ウェブ プラント)V1.1.0」。Web Plantは、キヤノンソフトが1997年から提供するワークフローシステム構築ソフト。2001年に発売した「Web CADDY/J」を経て、2007年に新たにWeb Plantとして発売した。

Web Plant V1.1.0の画面

 新版では、ワークフローの過程で発生する情報の参照や書き出し、外部のアプリケーションの処理結果を待って実行する承認プロセスを自動制御するなど、自動化の機能を強化した。

 例えば、見積書を作成するワークフローでは、見積もりの起案者が販売先や販売品目を入力するだけで、購買部門が管理する原価システムのデータとして自動的に反映できる。申請処理の高速化と入力データの信頼性向上を図れるとしている。

 Web Plantは、複雑なビジネスプロセスを視覚的に表現できる開発環境を備えており、従来のJava環境を新版では.NET環境に変更した。これにより、ITの専門知識がなくても、周辺システムと連携したワークフローを素早く構築できるという。

 大手・中堅企業のIT部門、管理部門を中心に、2009年までに80社、導入に関連するシステム開発も含めて10億円の受注を目指している。

 価格は、スタンダードエディションが200万円(税別)から、エンタープライズエディションが550万円(税別)からとなっている。

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