NECとウイングアーク、帳票ソリューションでの協業を強化

新たに印刷ジョブの詳細な監視などを実現するほか、耐障害性の向上に両社で取り組む。

» 2008年04月25日 08時00分 公開
[ITmedia]

 NECとウイングアーク テクノロジーズは4月24日、帳票作成/印刷システム分野での協業関係を強化すると発表した。

 今回の発表ではミドルウェアの共同開発/製品化が目的で、ウイングアークがオプション販売する計画。NECは統合ソリューションとして展開し、耐障害性を強化した帳票印刷環境の実現を目指す。

 新製品も近く発売する。具体的には、帳票ソフトの稼働状況を監視する「WebSAM RDE 監視Pack Option」と、帳票業務を一元管理する帳票サーバをNECのアプリケーション管理ソフト「WebSAM Application Navigator」でできるようにする。これにより、帳票ソフト内のリソース(PostgreSQL、Tomcat)を監視でき、印刷状況の把握も可能になる。グラフ表示に関連するしきい値の異常時にはメール通報も行える。価格は、WebSAM RDE 監視Pack OptionのWindows版とLinux版が103万1600円から、UNIX版は178万6800円から。6月16日に発売する。

 両社は、2005年3月から協業を開始し、ウイングアークの帳票設計ソフト「Super Visual Formade」、統合プリンタ制御ソフト「Report Director Enterprise」をNECがOEM販売してきた。今後は障害時の対処方法を表示するナレッジデータベースも用意し、監視内容の設定や帳票ソフトにおける障害発生時の対処方法、復旧のためのガイドを無償提供していくという。

 

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ