NEC、「メール自動暗号化システム」にPDF暗号化機能を追加

NECは、電子メールをゲートウェイで一括して暗号化する製品に、電子メールやファイルをPDF形式で自動暗号化する機能を追加した。

» 2008年05月08日 16時44分 公開
[ITmedia]

 NECとNECソフトは5月8日、電子メールフィルタリング製品「GUARDIANWALL」とメール暗号化製品「PGP Universal」およびPCサーバ「Express5800シリーズ」を組み合わせた「メール自動暗号化システム」のセキュリティ機能を強化し、提供を開始した。

 新たな機能として、同システムに「PDF Messenger」を追加したことで、電子メール本文および添付ファイルをPDF形式で自動的に暗号化できるようになった。暗号化した文書やファイルを解除するパスワードは受信者が自由に設定できるため、発信者がパスワードを伝える際に起こる情報漏えいを防げるという。

image PDFファイルへの暗号化イメージ(同社Webページより)

 メール自動暗号化システムは、GUARDIANWALLが電子メールをゲートウェイ側で一括して検査する。個人情報や機密情報などを含む電子メールを識別し、PGP Universalで暗号化する製品。電子メールをシステム側で一括して暗号化することで、ユーザーの操作負担や管理コストを削減できる。

 価格は500万円(税別)から。今後3年間で40億円の販売を見込む。

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