Symantec、リカバリ管理ソフトの脆弱性に対処権限昇格の恐れ

「Backup Exec System Recovery Manager」に権限昇格の脆弱性が見つかった。

» 2008年05月30日 11時53分 公開
[ITmedia]

 Symantecの企業向けリカバリ管理ソフト「Backup Exec System Recovery Manager」に権限昇格の脆弱性が見つかり、問題を修正するアップデートが公開された。

 Symantecのアドバイザリーによれば、Backup Exec System Recovery Managerにはディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在する。悪用されるとネットワーク上のユーザーが制限をかけられたシステムファイルを読むことが可能になり、標的とするシステムに不正アクセスできてしまう恐れもある。

 影響を受けるのはBackup Exec System Recovery Manager 7.xと8.x。それぞれ7.0.4と8.0.2で問題が修正された。

 セキュリティ企業のSecuniaや仏FrSIRTのアドバイザリーではこの問題の深刻度を「中程度」と評価している。

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