学校帰りの児童の様子を保護者の携帯に通知――NTT Com チェオが新サービスICタグを活用

NTT Com チェオは、自治体、教育委員会、塾、学校などを対象としたASP型児童見守りサービスを6月1日から開始する

» 2008年06月02日 08時00分 公開
[ITmedia]

 NTT Com チェオは5月30日、自治体、教育委員会、塾、学校などを対象としたASP型児童見守りサービスを6月1日から開始すると発表した。校舎や校門などの出入口付近や任意の場所に設置しているリーダーにICタグをかざすと、子どもの登下校の状況を保護者の携帯電話などに電子メールで通知する。不審者情報、緊急連絡などを保護者に一斉に連絡する機能なども提供する。

 サービス名は「キッズパス」。ファーストユーザーとして、小平地域見守りネットワーク協議会が運営主体となり、東京都小平市内の公立小学校全19校、計3000名の児童が6月より同システムを利用する。

 小平地域見守りネットワーク協議会は、総務省の平成18年度補正予算の「地域児童見守りシステムモデル事業」の委託を受け、小平市内の全学校の一部学年において、昨年度11月から3月までパッシブタグ(ICカード)を使った児童見守りシステムのモデル事業を実施した。

 見守りシステムを提供しているNTT Com チェオは、保護者などのアンケート結果などから高い評価を受けたことから、保護者の受益者負担により正式サービス提供を開始することになったという。

 一地域の公立小学校において、ICカードを用いた児童見守りシステムを受益者負担で実施する学校数および児童数としては、国内最大規模としている。NTTコミュニケーションズのデータセンターを利用する。

 今後も自治体や教育機関など関連団体に展開していく。

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