Second Life上で「歴史シミュレーション」も――内田洋行が教育コンテンツの研究開始教育関係者と共同で

Second Life上で子どもの教育に役立つコンテンツの開発を内田洋行が開始。教育関係者や研究者のアイデアを集めて共同で研究を進める。

» 2008年06月03日 08時30分 公開
[ITmedia]

 内田洋行は6月2日、米Linden Labが運営する3D仮想空間「Second Life」を教育に利用する研究を開始した。

 この取り組みは、内田洋行が持つSecond Life内の土地の一部を教育関係者や研究者に無償で提供し、子供の教育に役立つ3次元仮想空間のコンテンツ制作を共同で実施するもの。「外部の力を借りて教育関連のコンテンツを作る。例として、歴史の流れをシミュレーションしてSecond Lifeでロールプレイングできるようなコンテンツの作成を想定している」(内田洋行広報)という。

image 研究区画として提供される土地

 内田洋行が保有する「UCHIDA EDUCATION島」の土地から、10区画分を教育関係者に提供する。研究への参加は、内田洋行が運営する教員および保護者のコミュニティーサイト「学びの場.com」の会員から募る。

 制作したコンテンツは、東京都中央区にある同社の新川オフィス内で実証実験ができる。Second Lifeの利用に適した仕様のPCや大型の液晶モニターを用意している。事前に申し込みをすれば、無料で実証実験ができる。

 今後は、Second Lifeを活用したビジネスのコンサルティングを展開する予定という。

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