Skypeブームへの対応を迫られる企業利点は否定できない(4/5 ページ)

» 2008年06月21日 16時10分 公開
[Andrew Garcia,eWEEK]
eWEEK

Skypeの遮断

 Skypeはメリット以上にデメリットが大きい(あるいは仕事には向かない)と判断し、採用を見送る意志を固めたのに、同サービスをブロックするのが極めて難しいことが分かり、愕然としているIT管理者も少なくないだろう。

 Skypeの浸透を食いとどめるには、デスクトップへの同アプリケーションのインストールをユーザーに禁じるのが最良の策だ。Skypeの使用を禁止する明文化された規則を定め、LUA(Least-Privilege User Account)を併用していれば、ユーザーがネットワーク上にSkypeを持ち込むのを防ぐことができる。

 ただし、Skypeには「Pocket PC」ベースのモバイルデバイス用バージョンがあり、Skypeに対応した新型Wi-Fi電話端末も数多く登場しているため、デスクトップやノートブック以外にも同アプリケーションがネットワークに入り込む経路は存在している。

 ネットワーク上でSkypeを遮断する場合は、同アプリケーションのレイヤーを把握しなければならない。ファイアウォールおよびIPSの多くが、Skypeトラフィックおよび通信のシグネチャを参照して検知するようになっている。

 だが、これからもSkypeプロトコルに修正および改良が加えられていくのはまず間違いないため、シグネチャは時折アップデートしておこう。

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