脆弱性は米Appleのセキュリティ担当者が発見してRubyセキュリティチームに報告した。
オブジェクト指向スクリプト言語のRubyに任意のコードが実行される脆弱性が見つかり、アップデートが公開された。
Ruby公式サイトに掲載された情報によると、脆弱性は米Appleのセキュリティ担当者が発見してRubyセキュリティチームに報告した。悪用されるとサービス妨害(DoS)攻撃を受けたり、任意のコードを実行されたりする恐れがある。
脆弱性があるのは1.8系では1.8.4、1.8.5-p230、1.8.6-p229、1.8.7-p21とそれ以前の全バージョン。1.9系では1.9.0-1とそれ以前の全バージョン。
更新版は1.8系が1.8.5-p231、1.8.6-p230、1.8.7-p22の各バージョンとなっており、1.9系は1.9.0-2で脆弱性に対処した。Rubyサイトに対応方法を記載しているほか、Rubyのパッケージを配布している各ベンダーが、修正版のパッケージを提供している場合もある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.