グローバル規模で新出のウイルスなどに対処する研究施設の「TrendLabs USA」をカリフォルニア州レイクフォレストに開設した。
トレンドマイクロは7月1日、サイバー攻撃に24時間体制で対処するための研究施設「TrendLabs USA」を米カリフォルニア州レイクフォレストに開設したと発表した。フィリピンについで2カ所目となる。
TrendLabs USAは、フィリピンのTrendLabsと連携し、アジア地域で夜間となる時間帯にウイルス検出や駆除パターンファイルおよびスパイウェア対策パターンファイルの作成と配信を実施する。今後1年以内をめどに、悪質なWebサイトへやサーバのデータベース情報を基に不正接続を遮断する「Webレピュテーション」技術を含めたすべてのサービスを提供する。
従来、フィリピンのTrendLabsの支援は台湾で行っていたが、アジア地域で自然災害などが発生した場合にTrendLabs USAが単独でサービスを継続できるようにするという。
同社ではグローバルサービスを提供するTrendLabsのほか、地域単位でセキュリティサービスを提供する「リージョナルトレンドラボ」と東京など世界9カ所に開設している。
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