NECはデザイン性を重視し、設置面積を減らしたキャッシュレス決済機能付きのPOS製品を発売した。
NECとNECインフロンティアは7月3日、新型のPOS(販売時点情報管理)製品「TWINPOS5000シリーズ」3種を発売した。
新製品は、デザイン性を重視した「TWINPOS5500Ui」、小規模店舗向け「TWINPOS5100Mi」、電子マネー決済専用の「TWINPOS5500Si」。いずれも電子マネーによるキャッシュレス決済機能を持つ。
TWINPOS5500Uiは、底面にイルミネーションライトを装備し、キーボードやディスプレイの配置を自由に変更できる。幅300ミリ、奥行き240ミリの筐体で、マザーボードをディスプレイの背面に格納している。設置面積は、従来機種「TWINPOS3500シリーズ」の半分で、待機中の消費電力を約4割削減できる。店舗のデザインを重視するアパレルなどの専門店に提供する。
TWINPOS5100Miは、売り上げの入力や在庫管理ができるエントリーモデル。店舗数の少ない業態や雑貨売店、テナントなどの小規模店舗に提供する。サイズは幅290ミリ、奥行き230ミリ。
TWINPOS5500Siは、小額での決済が多い業態向けのセルフPOSで、マルチ電子マネーリーダ/ライタを持つ。端末1台で8種の電子マネーの決済が可能となっている。スキャナ、プリンタも備える。
流通業界では、売り上げや顧客の情報を管理し、経営戦略に生かす情報システムや、デザイン性を重視した店舗作り、高品質な接客サービスにつながる店舗システムの構築が求められている。消費者側からは、電子マネーで小額決済をしたいという要望が出ている。
価格と出荷時期は以下の通り。新機種を含めたPOS関連製品について、3年間で25万台の販売を目指す。
製品名 | 価格(税込) | 出荷時期 |
---|---|---|
ベースモデルPOS「TWINPOS5500Ui」 | 77万円〜 | 2008年10月1日 |
小規模店舗向け小型POS「TWINPOS5100Mi」 | 56万4000円〜 | 2008年10月1日 |
電子マネー決済専用セルフPOS「TWINPOS5500Si | オープン価格 | 2009年1月13日 |
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