生体認証機能付きICキャッシュカードの普及率はわずか3%金融庁調べ

金融庁の調査で、生体認証機能付きICカードの普及率はわずか3.1%であることが明らかになった。

» 2008年07月12日 08時00分 公開
[ITmedia]

 金融庁は、3月末時点でのATMおよびインターネットバンキングにおける認証方法などを調べた調査結果を公表した。

 調査によると、ICキャッシュカードに対応するATMの普及率は63.9%。ICキャッシュカードの普及率は5.6%となった。生体認証機能付きICキャッシュカードに対応するATMの普及率が33.2%だったのに対し、生体認証機能付きキャッシュカードの普及率はわずか3.1%だった。いずれのICカードも対応ATMに対して普及率が低いことが明らかになった。

 金融庁は「銀行はセキュリティ機能に優れた認証機能付きのキャッシュカードを商品として提供しているが、ユーザー側の認知度は低く、申し込みは少ない。ユーザーは誕生日などを暗証番号にしているケースも見られるなど、キャッシュカードに対するセキュリティ意識はまだ脆弱」とコメントしている。

image 生体認証機能付きICキャッシュカードの導入状況など(出典:偽造キャッシュカード問題等に対する対応状況)

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