「ATOK 2008 for Mac」同梱のUSBメモリがワームに感染 ジャストがいきさつ説明USBメモリの一部が感染

プログラムの複製をしたデータを確認するPCの内1台がワームに感染していたことが原因という。

» 2008年07月29日 18時28分 公開
[ITmedia]
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 ジャストシステムは7月28日、Mac OS X用の日本語入力ソフト「ATOK 2008 for Mac[広辞苑 第六版 セット]」に同梱しているUSBメモリの一部にワームが混入していたとして、その詳細を発表した。

 同梱していたUSBメモリは、プログラムの複製や確認を依頼している製造元から、2回に分けて同社に納品されたもの。初回納品分の約3000本は問題なかったが、不良品対応のために予備で製造した後納分143本の一部において、ワーム「autorun.inf」「lgrncie.bat」が混入していた。複製したデータを確認するPCの内1台がワームに感染していたことが原因という。

 同製品は、ジャストシステムの直販サイト「Just MyShop」で7月に限定3000本で販売した製品。USBメモリは、ATOK 2008 for Mac [広辞苑第六版セット]の優待版に付属している特典製品で、プログラムや辞書のデータが入っている。

 ジャストシステムが社内でUSBメモリを確認したところ、ワームに感染していることが発覚。同製品を購入したユーザーに対し、7月23日にUSBメモリの取り扱いを記した電子メールを送信した。ユーザーに渡った3000本のUSBメモリのうち、何本がワームに感染しているかは「把握できていない」(同社広報)。

 被害報告は「現在届いていない」という。今後は再発防止に努め、発注先の管理体制や納品物の確認を徹底するとしている。

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