日本通信の1Qは減収減益 3Gサービスの販管費減らせず

日本通信の1Qは、削減できなかった3Gサービスの販管費などが利益を圧迫し、減収減益となった。

» 2008年08月14日 17時04分 公開
[ITmedia]

 日本通信が8月14日に発表した2008年4〜6月期(第1四半期:1Q)の連結決算は減収減益だった。売上高は前年同期比32.5%減の6億3900万円、営業損益は2億7000万円の赤字(同1億9400万円の赤字)、経常損益が2億4600万円(同1億7000万円の赤字)。ネットワークの調達費およびデータセンター関連の固定費がかさんだこと、3Gサービスの展開に向けて販管費を削減できなかったことが響いた。

 減収の要因はテレコムサービスの戦略的縮小や、携帯電話の3Gサービス未対応、主力事業のデータ通信サービスの不振など。3Gサービスは、NTTドコモとの最終合意を受け、8月7日にFOMA網を利用したモバイルデータ通信サービス「b-mobile 3G」を開始。8月13日までに計上した3Gサービス関連の2Qの売り上げが既に1Qを超えるなど、順調に成果が上がっているという。

 通期の連結業績予想は据え置いた。

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