料金はユーザーしだい、日本通信がデータ通信の新サービス

日本通信は、ユーザーの利用シーンに応じて通信料金を設定する法人向けデータ通信サービスを始める。

» 2008年08月21日 13時52分 公開
[ITmedia]

 日本通信は8月21日、法人向けのモバイルデータ通信サービス「I・Care3G」(アイ・ケア3G)を8月28日に開始すると発表した。企業の利用形態に応じて通信料金を設定する仕組みとなっている。

 同サービスは、NTTドコモのFOMA網を利用してモバイル環境で高速データ通信が行えるもの。日本通信が提供するデータ通信カードをPCなどの端末に接続して利用する。

 通信料金はユーザー企業と日本通信との間で調整して決める仕組み。モバイルデータ通信をどのような業務で利用し、使用するアプリケーションや送受信するデータ通信量などの目安から、月額の固定料金(定額料金)を設定する。実際のデータ通信量が事前に設定した通信量を超過したり、割り込んだりしても料金は変わらない。

I・Care3Gサービス用のデータ通信端末

 例えば、サービスエンジニアが屋外からスマートフォン端末で社内システムへアクセスし、在庫確認や部品の発注、作業報告に利用する場合の目安は月額2300円程度、営業担当者がノートPCで電子メールや営業日報などの入力に利用する場合は月額2900円程度になるという。

 同社によると、一般的な定額制データ通信ではサービス事業者が設定している料金を選択するが、実際の業務で使用するよりも高額な通信料金を支払うケースもあるという。同サービスを利用することで、通信コスト削減などのメリットがあるとしている。

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