コマンドプロンプトでファイルをコピーするには、copyもしくはxcopyを利用する。xcopyはフォルダごとのコピーやタイムスタンプの違いによるコピーファイルの選別ができ、より高機能なのであえてcopyを利用する意味はない。ちなみにcopyは内部コマンド*、xcopyは外部コマンドである。
オプション | 使用例 | 詳細 |
---|---|---|
送り側(必須) 受け側 | xcopy a:\sample.doc c:\ | 送り側にはファイル名、フォルダ名、ドライブ名が指定可能。ファイル名にはワイルドカード(「*」、「?」)も利用できる。受け側を省略した場合には、現在のフォルダにコピーされる |
/s | xcopy a:\ d:\fd1 /s | サブフォルダを含めてコピーする。ただし、空のフォルダはコピーされない。空のフォルダも含めたい場合は「/e」オプションを併用する |
/e | xcopy a:\ d:\fd1 /s /e | 空のフォルダも含めてコピー |
/h | xcopy a:\ d:\fd1 /s /e /h | 隠しファイルも含めてコピー |
/d:mm-dd-yy | xcopy c:\ d:\ /s /d:2-9-2008 | 指定した日付以降のタイムスタンプのファイルをコピー |
/m | xcopy c:\ d:\ /m | アーカイブ属性※のファイルやフォルダのみをコピーし、アーカイブ属性を解除する |
シェルであるcommand.comもしくはcmd.exeにて定義されているのが内部コマンド。独立したプログラムとして主に%windidir%system32※に配置されされているコマンドラインツールを外部コマンドと呼ぶ。
%windir%はWindowsのシステムフォルダの意味。C:\Windowsなど。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.