Google Chromeが推進するブラウザ新世代オルタナブログ通信(3/3 ページ)

» 2008年09月19日 17時34分 公開
[森川拓男,ITmedia]
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iPhoneバッシング?

 ケータイを持っている人は多いが、どのように使っているかというと、千差万別だろう。中でもユニークだったのは、川上暁生氏「ITコンシェルジュの Try ! & Error ?」の携帯電話をポケベルにだ。連絡手段でさらに補足されているが、ケータイはいつでもどこでも電波さえ通じていればつながる反面、ときと場所を選ばない。相手がどこにいるか分からないのだから当然だ。そういう意味で、ポケベル、もしくは留守番電話として持ち歩き、必要な場合にコールバックするというのもアリかもしれない。

 また、ケータイで動画を見るというケースも増えており、伊藤靖氏「おるたなてぃぶ思考+etc」の携帯動画の埋めようがない差、10Mと300K。という興味深い話が紹介された。これから、ケータイ動画でマーケティングを行おうとする企業にとっても、この差は案外大きいかもしれない。

 そしてケータイといえば、いまは何といってもiPhoneだろう。佐川明美氏「佐川明美の「シアトルより愛を込めて」」の旦那がiPhone 3Gを買いましたでは、新しいものにさほど興味を持たない佐川氏のご主人さえもiPhoneを購入したという。確かに、筆者も余裕があれば入手したいくらいだ。

 しかしその一方で、日本のマスコミの中には、あれだけ盛り上げたiPhone 3Gをバッシングし始めているところがあるという。

 小川浩氏「Speed Feed」のiPhoneバッシング? にもの申すと、松尾公也氏「CloseBox and OpenPod」の誰が「iPhoneは日本で100万台」を予測したのか?で紹介されている報道だ。それぞれのコメントでも議論を呼んでいる。

 ちなみに、松尾氏のiPhone絡みのエントリーは、ほかにも以下のようなものがあった。興味深いものが多いので、目を通してほしい。

日付 エントリー名
9/4 iPhoneで新聞や本をスキャンする方法(3つ目)
9/6 【4 Tracks Lite】いつのまにかiPhoneで多重録音が可能になっていた件
9/7 iPhone用をギターにしちゃうPocket Guitarがぶっちぎりですごい件
9/8 「iPhoneでWikipedia」の最新事情
9/8 【訂正】「iPhoneでWikipedia」は、もうWikipanionで決まり
9/9 【Cosmovox】「KAOSSILATORっぽい何か」がiPhoneにやってきた【Thereminator】
9/10 【世界カメラ】iPhoneを電脳メガネにする「Sekai Camera」がすごい件【セカイカメラ】

 iPhoneに関しては、大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」のiPhoneには電話「も」あるんですよというユニークな視点の投稿もあった。やはりiPhoneは電話機というよりも、充実した機能に電話もついたケータイといえるだろう。

現実の「迷走地図」

 松本清張氏に『迷走地図』という小説があるが、現実の政界はもはや「迷走地図」に迷いこんでしまったような状態だ。前回も書いたように、9月1日の唐突な福田首相辞任表明によって、混乱に陥っている。

 そして一般国民にとっては、北添裕己氏「トラパパ@TORAPAPA」の「あなたとは違うんです。」でも取り上げられた会見最後に出てきた言葉が、非常なインパクトを持って記憶に残っているに違いない。

 永井孝尚氏「永井孝尚のMM21」の政治迷走の根本原因では、その根本にあるものを考察しており、筆者もその通りだと思う。そういう意味では、真の政界再編が行われる必要があるだろうが、果たしてできるかどうか、甚だ疑問だ。

 視点をアメリカに向けると、大統領選挙の真っ最中である。この中には日本の政治にも参考になることが隠されているようにも思う。佐川明美氏「佐川明美の「シアトルより愛を込めて」」の実績のなさを如何に克服するかや、堀内浩二氏「発想七日!」のブタに口紅 = lipstick on a pigを読んで、日本に置き換えて考えてみたい。

 話を日本に戻すと、大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」の総理大臣の給与はもっと高くてもいい?も考えさせられるテーマだ。少なくとも、高い給料に見合うだけの資質を持った人に、総理大臣になってもらいたいものだと思う。

 また、川上暁生氏「ITコンシェルジュの Try ! & Error ?」の国境問題ならぬ県境問題があったなんては、筆者も報道を聞いて驚いた。これも、政治の問題だろう。

匿名の中のあたたかさ

 殺伐とした世の中だ。過去にオルタナブロガーも書いたように、ネットいじめが横行し、そのままリアルの反映されていく。特に、「匿名」であることによって罪の意識が薄れているように感じるのが寂しいところだ。

 しかし、あたたかい匿名もあるという。折田明子氏「Empowerment blog」のやさしくてあったかい匿名さん:「リグレト」で紹介された、「リグレト」というサービスだ。ここでは、後悔したこと、凹んだことなどを書き込むと、ほかのユーザーから「なぐさめる」コメントを付けてもらえる。しかも、ほかでは荒れてしまいそうな書き込みであっても、やさしいコメントが付いている。匿名世界のこれからに希望が持てそうな気がしたのは、筆者だけだろうか。

 以上、9月4日から9月10日にかけて「オルタナティブ・ブログ」へと投稿された中から、ピックアップして紹介させていただいた。ほかにも紹介したいエントリーが多数あったのだが、紹介しきれなかった。本稿から、「オルタナティブ・ブログ」に興味を持っていただけたならば、ぜひ、ほかの投稿にも目を通してほしい。

 オルタナティブ・ブログを読むには、最新の投稿からチェックしてみよう。最近のエントリーを一気にチェックすること可能だ。iPhoneなどを使えば、出先からも見ることができる。

 また、ブロガー一覧や、新規参加ブロガーからは、顔写真付きでブロガー(人)から探すこともできる。ブロガー・ベスト30をチェックすれば、いま旬なブロガーを探すことも可能だ。

 オルタナティブ・ブログから、ITの今を知る、新たな発見があるだろう。

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