トレンドマイクロのウイルス対策機能付きUSBメモリ 国内初仕事耕具

バッファローは、トレンドマイクロの「Trend Micro USB Security for Biz」を国内で初めて内蔵したUSBメモリ「RUF2-HSCUW」シリーズを発表した。USBメモリをPCに挿入すると、自動的にウイルス検出ソフトがPCに常駐。USBメモリに書き込まれるファイルを常時監視し、自動的にウイルスを検出する。

» 2008年09月30日 13時31分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 バッファローは、トレンドマイクロの「Trend Micro USB Security for Biz」を国内で初めて内蔵したUSBメモリ「RUF2-HSCUW」シリーズを10月下旬に発売する。オープンプライスだが、店頭価格は1Gバイトモデルが9800円、2Gバイトモデルが1万4800円、4Gバイトモデルが1万9800円、8Gバイトモデルが24800円の見込み。Windows Vista/XP/2000/Server 2003に対応する。

 USBメモリをPCに挿入すると、自動的にウイルス検出ソフトがPCに常駐。USBメモリに書き込まれるファイルを常時監視し、自動的にウイルスを検出する。ウイルス検出ソフトはUSBメモリに内蔵しているため、PC本体にはインストールすることなく利用できる。

 ウイルスを検出すると警告を表示し、感染ファイルをUSBメモリ内の専用フォルダに隔離する。検出結果の一覧も確認でき、一覧から隔離したファイルの復元や削除ができるようになっている。

 インターネットに接続したPCで使用すれば、ウイルスのパターンファイルを自動的に更新可能だ。バッファローでは新種や亜種のウイルスにもすばやく対応できるという。なお、パターンファイルは初回利用後、1年間ダウンロード可能。その後は契約を更新する必要がある。更新料は有償の予定だが、価格は「検討中だ」(バッファロー)という。

 また、保存したファイルをハードウェアで自動的に暗号化機能を搭載。USBメモリにデータを書き込むだけで、自動的にAES256ビット方式で暗号化できる。このほか、パスワードによる認証機能も搭載した。別途の管理設定ソフト「Secure Lock Manager」(5万400円)を利用すれば、各企業ごとのセキュリティポリシーも設定できるようになっている。

 本体サイズは76×19×9ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さは約12グラム。Trend Micro USB Security for Bizとパスワード認証機能のソフトウェアの容量は併せて20Mバイト程度。USB2.0に対応しているが、書き込み/読み出しスピードは公表していない。ウイルス検出とハードウェア暗号化のため、「書き込みスピードに若干影響を受けている」。

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