インターネットセキュリティの傾向と対策を発信する技術レポート誌を創刊――IIJAdminIT Daily News

IIJはインターネットの基盤技術に関する技術動向やセキュリティ情報を発信する技術レポートの提供を開始。刊行周期は年4回(季刊)。希望者にはPDFおよび冊子として無償で配布される。

» 2008年10月07日 16時59分 公開
[ITmedia]
Internet Infrastructure Review 創刊号は全24ページ。DDoS攻撃への対応や、スパムとマルウェアの連動攻撃について掲載される

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は、「Internet Infrastructure Review(インタネットインフラストラクチャレビュー」を発行し、10月7日より無償で配布する。PDF、あるいは冊子の形で希望者に提供される。

 同誌は、インターネットの基盤技術に関する技術動向やセキュリティ情報を発信する新媒体。IIJがインシデント観測の仕組みで収集した各種攻撃の傾向や対策に関する情報や、インターネットバックボーンの運用を通して蓄積した技術的知見などを定期的に発信し、インターネットが抱える技術的課題についての認識を読者と共有することを目的にするという。

 IIJでは、DDoS攻撃(分散サービス妨害攻撃)の大規模化、マルウェアの活発な活動、迷惑メールの増加など、セキュリティの懸念が拡大し続けている実態があるなか、インターネットの運営に携わる多くの機関が、正しい状況認識を共有し、連携して対応することが必要だとしている。

 購読申し込みまたはダウンロードはこちらから。媒体概要は次の通り。

媒体名 刊行周期 主な掲載内容
Internet Infrastructure Review 年4回(季刊) インターネットインフラのインシデント(脆弱性、セキュリティ事件など)に関する定量調査および分析、メールをはじめとしたインターネットアプリケーションに関する技術動向、インターネットの基盤技術に関する最新の技術情報や、セキュリティ情報

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