日立ソフト、月額210円のPC管理サービス

日立ソフトは、PC資産の管理や不正ソフトの利用を監視する「SecureOnline PC管理・監視サービス」を開始した。

» 2008年10月23日 15時12分 公開
[ITmedia]

 日立ソフトウェアエンジニアリングは10月23日、ITインフラサービス「SecureOnline」の新メニュー「PC管理・監視サービス」を開始した。1PC当たり月額210円から。

 SecureOnlineは、同社が運営するデータセンターと企業ネットワークをレイヤ2のVPNで接続し、データセンター上に仮想LAN環境を用意することで企業システムを拡張できるサービス。開発環境やシステムの運用環境、クライアント環境のホスティング、セキュリティ対策を提供する。

サービスイメージ

 新メニューは、セキュリティ対策サービスとしてSecureOnlineの管理サーバとクライアント接続し、管理サーバ上で対象PC全体の資産状況(ハードウェアおよびインストールされたソフトウェア)の把握、ブラックリストを利用して不正ソフトウェアの使用を禁止できる。同社が2年間運用した自社内サービスを商用化した。

 不正ソフトウェアの監視では、禁止対象のソフトウェアをリスト化したテキストファイルをSecureOnline上の管理サーバにアップロードするだけで、管理PCにインストールしているエージェントツールに反映される。エージェントツールは、ユーザーが不正ソフトを起動しようとすると、起動を強制終了すると同時に操作時のデスクトップ画面を画像データとして管理者に通知する。管理者は、画面データを「証拠写真」として、ユーザーに警告する際に利用できるという。

禁止ソフトウェアを起動しようとすると警告が出て強制終了する

 セキュリティサービス本部の中村輝雄本部長は、「セキュリティを確保したSecureOnlineによって、企業にとっては負担の大きい資産管理業務を安心して任せてもらえるようにしたい」と話す。

 利用料金は、管理サーバが月額3万1500円、SecureOnlineへ接続するVPN装置(レンタル)が同1万8900円、管理対象PCが1台当たり同210円となっている。

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