Yahoo! Groupsを使ってバイアグラなどの医薬品販売サイトへユーザーを送り込もうとする新たな手口が見つかった。
セキュリティ企業のSunbelt Softwareは、米Yahoo!の正規サービス「Yahoo! Groups」を使ってバイアグラなどの医薬品を販売する不正サイトへユーザーを送り込もうとする新たな手口が見つかったと伝えた。
スパム送信側は、Yahoo! Groupsへの参加を促す招待メールをユーザーに送信する。利用しているのはYahoo!の正規サービスであるため、スパム対策フィルタで遮断されることなくユーザーに届いてしまう。
ユーザーが「グループに参加する」というボタンを押すと、Yahoo! Groupsのページにつながり、バイアグラなどの医薬品を売り込む広告が表示される。スパム送信側の目的はグループに参加させることではなく、この広告を見せることだと思われるが、もちろんグループに参加すれば自分のメールアドレスをスパム送信グループに提供することになる。
マルウェアやスパムをばらまくために大手の正規サービスを利用する手口は、今後さらに増えるだろうとSunbeltは予想している。
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