ロックスターと「Javaの父」、Javaエコカーで協力

ミュージシャンのニール・ヤング氏が、Java搭載のエコカーでレースに挑む。

» 2008年11月14日 14時19分 公開
[Chris Preimesberger,eWEEK]
eWEEK

 違う分野で活躍しているカナダ生まれの2人のスーパースター――ミュージシャンのニール・ヤング氏とSun Microsytemsの「Javaの父」ジェームズ・ゴスリング氏――が11月11日、Sunのメンロパーク本社で共通点を見つけた。長年ラ・ホンダ近くに住んでいるヤング氏は約14カ月間、カンザス州ウィチタのチームと協力して、天然ガスピストンエンジンを使って電気と天然ガスで走るハイブリッドカー「Linc Volt」に取り組んできた。

 グッドウィン&ヤング「Linc Volt」チームは100MPG(マイル/ガロン)車のレース「Automotive X Prize」に参加同意書を提出し、受け付けられた。予選は2009年に、カリフォルニアからワシントンD.C.まで走る決勝戦は2010年に行われる。

 Automotive X Prizeに出走するヤング氏のLinc Voltは1959年型のLincoln Continental Mk IVで、新たにハイブリッドシステムを組み込んでおり、天然ガスで発電した電気で走る。

 このプロジェクトではJavaが大きな役割を演じている。Java技術を使って走行中のLinc Voltのパフォーマンスを監視するPerrone Roboticsのセンサーを搭載している。管理データは車内のタッチパネルに表示され、ドライバーは常に、充電状態や天然ガスの残量などの情報をリアルタイムで把握できる。GPSも搭載され、最寄りの天然ガス補給所がどこにあるのかが分かるようになっている。

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