オープンソースのマインドマッピング「XMind 3」が公開

フリーのマインドマッピングソフトウェアとして有名なFreeMindの強力な対抗馬となり得るソフトウェアが中国企業からオープンソース化された。

» 2008年11月17日 17時25分 公開
[末岡洋子,SourceForge.JP Magazine]
SourceForge.JP Magazine

 中国XMindは11月13日(中国時間)、マインドマッピングソフトウェアの最新版「XMind 3」をオープンソースとして公開した。Windows、Mac、Linuxに対応、チームでのブレインストーミング、あるいは個人用マインドマッピングとして利用できる。

 XMindはJavaベースのマインドマッピングソフトウェアで、マーカーや添付を利用したマインドマップを作成できる。ドリルダウン、ドリルアップ、ほかのマインドマップのインポートと画像フォーマットへのエキスポート、アウトラインビューなどの機能を持つ。

 最新版では、Web2.0機能として共有機能、それにチャートビュー「Gantt」が加わった。共有を目的としたWebサイト「XMind Share」に自分のコンテンツをアップロードし、共有できるという。XMind Shareでは、タグ、お気に入り、組み込みなどの機能も利用できる。

 XMind 3は、Eclipse Public License(EPL)v1.0とGNU Lesser General Public License (LGPL) v3の下で公開されている。XMindは無償版と同時に、サブスクリプション形式の商用版「XMind Pro 3」を年間49ドルから提供する。

編集者の一言

現在、フリーのマインドマッピングソフトウェアとして有名なのはFreeMindだが、XMind 3も同等レベルの支持を獲得できるかもしれない。対応プラットフォームも幅広く、共有を視野に入れたモデルとなっているXMind 3は、FreeMindを利用している方であっても気になるところだろう。同社のサイトでは共有されたさまざまなマインドマップが入手可能となっているのでこちらも訪れてみるとよい。(西尾泰三)


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