トランスコスモス、アジアの主要10言語に対応するグローバルコールセンターサービスを提供中韓とタイ、フィリピンに責任者

トランスコスモスは、主にアジアに進出している顧客企業向けに、主要10言語でのコールセンターサービスを提供する体制を整えた。

» 2008年11月21日 08時00分 公開
[ITmedia]

 コールセンター大手のトランスコスモスは11月20日、主にアジアに進出している顧客企業向けに、主要10言語でのコールセンターサービスを提供する体制を整えたと発表した。韓国のソウルやプサン、中国の北京や上海、タイのバンコク、フィリピンのマニラなどの拠点に執行役員クラスの責任者を配置する。

 提供するのは「グローバルコールセンターサービス」。同社のアジア拠点を活用して日本語、英語、韓国語、北京語、広東語など計10言語によるコールセンターサービスを提供する。利用企業は、さまざまな言語を介した顧客対応業務を委託できる。トランスコスモスが複数拠点を一元管理することで、各国間でノウハウを共有し、サービスの均質性も維持できるという。

 同社が持つ各国におけるコールセンターのオペレーター数は、韓国が3630シート、中国は560シート、フィリピンが300シートで計4640シート。

 ある日系のPCメーカーは日本に設置していた自社コールセンターのナレッジを、トランスコスモスによる海外コールセンターに移管し、グローバルな製品提供体制を構築した。日本語のナレッジを各現地語に翻訳し、オペレーターなどの「現地化」を進めた。中国語版や英語版のナレッジを開発することで、各地での顧客対応の質を向上できたという。

 トランスコスモスは、コールセンタービジネスのグローバル化を進めることで、2011年に席数を8000、複数拠点および複数言語でサポートする顧客数を現在の10社から40社に増やす考え。海外売上高比率を現状の5%程度から、10%に引き上げるとしている。

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