スパムメール送信に利用されることの多い世界のワーストISPランキングで、microsoft.comが6位に入った。
スパム対策組織のSpamhaus.orgがこのほど公表した世界ワーストISP(インターネットサービスプロバイダー)10社のランキングで、「microsoft.com」が6位に入った。
この統計は、Spamhausのスパム遮断リスト(SBL)データベースを集計し、スパムメールが利用しているISP別に分類。スパム送信に利用されることの多いISP上位10社を割り出した。
スパム送信に利用されているIPアドレスのうち、microsoft.comの管理下にあるIPアドレスは11月23日現在で27件に上った。この中には大手スパム組織が使っているIPアドレスも含まれるという。なお、ワーストISP首位のcncgroup-hnの管理下にあってスパム送信に利用されているIPアドレスは34件だった。
スパムが一向に減らないのは、小数の大手ISPが営利目的でスパム業者にサービスを利用させていたり、自社のネットワーク上でスパム防止の措置を取っていなかったりするためだとSpamhaus.orgは批判。世界のISPの大半は、自社のネットワークからスパムを締め出すことに成功しているが、一部のISPのためにその努力が台無しになっていると指摘している。
順位 | ISP名 | アドレス数 |
---|---|---|
1 | cncgroup-hn | 34 |
2 | gilat.net | 30 |
3 | hostfresh.com | 30 |
4 | vsnlinternational.com | 29 |
5 | sistemnet.com.tr | 27 |
6 | microsoft.com | 27 |
7 | cnuninet.com | 26 |
8 | ecommerce.com | 25 |
9 | multilinks.com | 24 |
10 | colocentral.com | 24 |
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