Microsoft、IE 8の自動更新防止ツールを提供検証待ちの企業に

「IE8 Blocker Toolkit」では、年内に配布予定のIE 8が自動的に導入されるのを防止できる。

» 2009年01月08日 08時25分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは、ブラウザの新バージョンとなるInternet Explorer(IE)8の自動配布を回避する企業向けツール「IE8 Blocker Toolkit」の提供を開始した。

 IE 8は年内に自動更新ツールのAutomatic Update(AU)、Windows Update(WU)、Microsoft Update(MU)経由で配布される予定。しかし、新ブラウザが社内アプリケーションやWebサイトに対応しているかどうかの検証を済ませるまで導入を待ちたい企業もあるとの判断から、IE 7の場合と同様に更新を遮断するツールの提供を決めた。

 同ツールに有効期限はなく、クライアントマシンでレジストリファイルを実行するか、グループポリシーを通じて設定することができる。OSはWindows Vista、Windows XP SP2以降、Windows Server 2008/Windows Server 2003 SP2以降に対応している。

 なお、Windows Server Update ServicesやSystems Management Server 2003などの更新管理ツールを使っている企業の場合、IE 8を含めたWUおよびMU経由の更新をコントロールできるため、Blocker Toolkitを導入する必要はない。

 IE8 Blocker Toolkitは、Microsoft Download Centerから入手できる。

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