日立製作所は、500円硬貨よりもやや大きい程度に小型化を実現した組み込み用指静脈認証ユニットを発売する。
日立製作所は、従来に比べてサイズを4分の1に小型化した機器組み込み用指静脈認証ユニットを、1月9日に発売する。
新製品は、ロッカーやキャビネット、保管庫、金庫、専用端末などに組み込むための生体認証装置。指静脈を撮影するカメラ部と指静脈データのパターン化から認証・照合までを行う回路を小型化した。また、近赤外線の照射を指の左右の斜め下から行う構造とすることで、装置全体の小型化に成功したという。
これにより、小さなサイズの扉や複数の扉などが機器に指静脈認証装置を容易に組み込めるという。装置1台で、指静脈の撮影から指静脈の登録データとの認証・照合までが、装置内で処理ができ、電源投入から約1秒で起動できる。
価格は個別見積り。同社では、2010年度末までに累計で50万ユニットの販売を見込む。
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